ブランクがあっても、働きはじめている人はたくさんいる
学校を卒業してから働いたことがない、体調を崩して仕事を辞めてから何年もたった、しばらく家の外に出ることが少なかった。理由はさまざまでも、長いブランクから働きはじめる人は珍しくありません。
大切なのは、最初から「毎日8時間働く」をめざさないことです。生活のリズム、外に出ること、人のいる場所で過ごすこと、少しずつ作業をすること。この順番で、小さなできたを積み重ねていくほうが、結果的に長く続きます。
この記事では、働きはじめる前のステップと、船橋市で相談できる窓口、そして週1日・短時間から通える「就労継続支援B型」という選択肢を紹介します。
働きはじめる前の小さなステップ
- 起きる時間をそろえる:まずは毎朝だいたい同じ時間に起きることから。寝る時間よりも起きる時間を先に整えるのがコツです。
- 短い外出に慣れる:近所の散歩、コンビニ、図書館など、目的のある短い外出を週に何回かつくります。
- 決まった場所に通ってみる:同じ曜日・同じ時間に同じ場所へ行くと、「通う」感覚が少しずつ戻ってきます。
- 誰かに相談する:家族以外の第三者に話すことで、選択肢が一気に広がります。相談だけなら、働く準備ができていなくても大丈夫です。
- 見学してみる:通う場所を実際に見てみると、「思っていたより大丈夫そう」と感じることも多いです。
どのステップも、うまくいかない日があって当たり前です。できなかった日より、できた日を数えるようにしましょう。
船橋市の相談先
船橋市は、ひきこもりや働くことに関する相談先を公式サイトでまとめています。主な窓口は次のとおりです(いずれも土日祝は休み。サポステは日・月・祝休み)。
| 窓口 | こんなときに | 電話 |
|---|---|---|
| 保健と福祉の総合相談窓口 さーくる(本町) | どこに相談すればいいかわからないとき | 047-495-7111 |
| 保健総務課(こころの健康に関する相談) | 本人の気持ちの不調が心配なとき(家族からの相談も) | 047-409-2859 |
| ふなばし地域若者サポートステーション(湊町) | 15〜49歳の方の自立や就職についての相談 | 047-437-6003 |
| 地域包括支援センター | 高齢の方のひきこもり(地域包括ケア推進課 047-436-2882) | 各センター |
出典:船橋市「ひきこもりに関する相談窓口」(2026年10月22日更新)。小・中学生や19歳までの不登校に関する相談は、総合教育センター・青少年センターが窓口です。
体調や心の不調があり、福祉サービスの利用を考えたい場合は、船橋市役所の障害福祉課や相談支援事業所も相談先になります。どこに行けばいいか迷ったら、「さーくる」に電話するのがいちばん確実です。
サポステ・就労移行支援・B型のちがい
| どんなところ? | 向いている人 | |
|---|---|---|
| 地域若者サポートステーション | 15〜49歳を対象に、働くことについての相談やセミナーなどを行う | まず話を聞いてほしい、就職の準備を始めたい |
| 就労移行支援 | 一般企業への就職をめざし、原則2年間、訓練や就職活動の支援を受ける障害福祉サービス | 就職を具体的にめざしたい、毎日通う体力がある程度ある |
| 就労継続支援B型 | 雇用契約を結ばずに、自分のペースで作業をして工賃を受け取る障害福祉サービス | 週1日・短時間から始めたい、体調に波がある |
就労移行支援やB型を使うには、市区町村が出す受給者証が必要です。障害者手帳がなくても利用できる場合があります(障害者手帳がなくてもB型は使える?)。A型との違いはA型とB型の違いで解説しています。
ご家族ができること
ご家族からの相談もとても多いです。ご本人がまだ動けないときでも、ご家族だけで相談窓口に行くことはできます。保健総務課のこころの健康相談のように、家族からの相談を受け付けている窓口もあります。
- 「いつ働くの?」と急かすより、相談先や見学先の情報をそっと置いておく
- 生活リズムの小さな変化(朝起きられた、外に出られた)を一緒に喜ぶ
- 見学には付き添いで同行する(ココデザイン船橋はご家族・支援者の同席もOKです)
- ご家族自身も、ひとりで抱え込まずに相談する
B型が「最初の一歩」に向いている理由
就労継続支援B型は、雇用契約を結ばないので、通う日数や時間を体調に合わせて調整しやすいのが特徴です。「週1日・2時間から」「午前中だけ」といった通い方も相談できる事業所が多く、ブランクのある方が生活リズムを取り戻す場として選ばれています。
また、作業をすると工賃が支払われます。金額の大小にかかわらず、「自分で働いてお金を得た」という経験は大きな自信になります。B型で体調や生活リズムが整ってから、就労移行支援やA型、一般就労へ進む方もいます。
ココデザイン船橋で始める場合

船橋市薬円台のココデザイン船橋は、トレーディングカードや中古ゲーム機のネットショップ運営を仕事にしているB型事業所です。接客はなく、作業中に無理に話す必要もありません。週1日・短時間から、PC未経験でも始められます。昼食は無料です。
通所の工賃は時給600円(皆勤賞あり)です。
※工賃は働き方・利用状況により異なり、個人差があります。
見学は約30分で、作業の体験もできます。「まだ通えるかわからない」という段階での見学も歓迎です。体調が心配な方の通い方は体調に波があっても続けやすいB型とはもご覧ください。見学は無料、相談だけでも大丈夫です。お電話(050-1720-2890/平日10:00〜16:00)、LINE、見学予約フォームからどうぞ。
よくある質問
何年も働いていなくてもB型に通えますか?
通えます。B型は雇用契約を結ばないため、週1日・短時間など体調や生活リズムに合わせて通い方を相談できます。ブランクのある方が最初の一歩として利用することも多いです。
船橋市でひきこもりの相談はどこにできますか?
どこに相談すればいいかわからない場合は、保健と福祉の総合相談窓口「さーくる」(047-495-7111)が窓口です。15〜49歳の方の就職に関する相談は、ふなばし地域若者サポートステーション(047-437-6003)でも受け付けています。
家族だけで相談に行ってもいいですか?
大丈夫です。ご本人がまだ動けないときは、ご家族だけで相談窓口に行くこともできます。見学にご家族が同行することもできます。